投稿

camarero

イメージ
camarero カマレーロ は ウエイター つまり レストラン・バルの給仕をする人です。 女性の場合は camareraカマレーラ。 最近は 少し増えてきましたが スペインでは 一般的にカマレーロ 男性が多いです。 持ってくるものの量が多いし 基本的に力仕事。 一説によるとピューリタンな国のほうが女性が多い。 せめて 給仕してくれる人が女性であれば と 多少の下心のある人たちが集まる。 スペイン・イタリアには 下心はあまりないですね。 ゲットしたかったら 客で来ている女の子を物色する。 そして これもcamreroと呼ばれているものです。 便利ですから。 というより カマレーロが テーブルで ボトルを開ける時に使うから こう呼ばれるのでしょうか。

夏休みの過ごし方

イメージ
チョコレート・ロック・ケーキを作っています。 11歳の長女が指揮するもとで ふたりの弟は 嬉々としてお手伝い。 すきあらば 何か口にいれている。 長男 八歳 いつも上半身裸。 末っ子 六歳だけど 赤ちゃんくさい。 お台所で秘密のお話: チョコレート ロックケーキ

ガスパチョ シェフの味 主婦の味

イメージ
ガスパチョはスペイン料理を代表するコールドスープです。 アンダルシアを発祥の地としますが 今では全国 どこでもいただけます。 ただし 家でつくったほうが おいしい。 特別おいしいレストランを別にしたら。 わが家では夫の家庭で慣れ親しんだガスパッチョを作っているのですが 先日 アンダルシアの料理界の一人者ともいわれるホセに彼のレストランのガスパッチョを習いました。 さすがに 夫は うなりましたが 子供達は 食べません。 大人の味なのですね。 で 今回は ガスパチョ 二種 シェフの味と主婦の味 ①シェフの味 トマト 熟しているもの 1㌔ キュウリ 50㌘ イタリアンピーマン(緑) 一個 にんにく ひとかけ クミンほんの少し   パン(バゲット 1日前のもの) 握り拳サイズ 塩 オリーブオイル エクストラバージン 100㏄ ワインビネガー 50㏄  にんにくは クミンといっしょにつぶします。 その他の材料を全部ブレンダーにほうりこんで攪拌。 24時間 冷蔵庫の中に放置。 その後 濃すぎるようでしたら 水を足してもう一度攪拌。 キュウリ・ピーマン・トマトのサイコロ切りを添えて。 主婦の味 トマト 8個くらい キュウリ二分の一本 赤ピーマン 大なら二分の一 にんにく 二分の一かけ 塩 ワインビネガー30~50 オリーブオイルバージンエクストラ 50㏄ このみで。 やはり 同じようにブレンダーで ガーガーするだけです。 最低 24時間冷蔵庫に放置します。 これが大事てず。 食べる前にもう一度 攪拌したほうが きれいに液体になってます。(suave) いただく時は 小さく切った野菜類とパンをちぎっていれて。 人によっては ゆで卵 ハモン・セラーノを散らす方もいらっしゃいます。 主婦の味と シェフの味は ピーマンを赤を使うか緑を使うか 赤のほうが甘いので子供達は好きなのだと思います。 それから クミンをいれると ちょっと癖が出ます。 でも少量なら 大人にとっては 旨味なんですよね。 でも 子供達は うへっ でした。 主婦の味版は 離乳食が終わったくらいから すぐ食べられます。 小さい子供って トマトをあまり好きではないのですが これだと たくさんほしがります。 ハエンなら ティトさんの作る  こんな食器でも  おいしくいただけますね。

猫なべ

パンと恋と夢

イメージ
イタリア映画 「パンと恋と夢 PANE, AMORE E FANTASIA」 デ・シーカ演じる署長さんが 道ばたでパンを食べてる労働者に聞く 「おまえは蜜もなにもつけないで パンを食べているのかね?」 すると 男は そっけなく答える。 「おれは パンに夢をくっつけて食べてるんでさあ」 パンに夢をくっつけて食べる  すてきなことばだと思いませんか? Pane, amore e fantasia Bread, Love and Dreams 製作 マルセロ・ジロージ 監督 ルイジ・コメンチーニ 脚本 ルイジ・コメンチーニ / エットーレ・マリア・マルガドンナ 撮影 アルトゥーロ・ガッレア 音楽 アレッサンドロ・チコニーニ 出演 ヴィットリオ・デ・シーカ / ジーナ・ロロブリジーダ / ロベルト・リッソ / マリサ・メルリーニ

パイナップルケーキ

イメージ
パイナップルは piña tropical ピニャ・トロピカール。 ピニャは 松ぼっくりのこと。 トロピカル松ぼっくり。 でも ピニャ食べよっ て 言ったら パイナップルのことね。 ちなみに 松の実 は piñonです。 で 今日のケーキ。 生のパイナップルでも良いし 缶詰でも かまいません。 すっごく 簡単なので 一時期 娘がこって 毎日作って色んな人にプレゼントしていました。 Dulcebocado de piña 材料 パイナップル 5切れ    小麦粉    200㌘    砂糖     200㌘    ヨーグルト  125㌘    オリーブオイル (または溶かしバター) 60㏄    牛乳     60㏄    卵      4個    ベーキングパウダー 小さじ1    カラメル  作り方 型を用意する     22センチの型にバターを塗り カラメルをかるく まわしかける。     カラメルがなかったら シロップ。     パイナップルを並べる。     材料を全部 まぜて 型に流しいれる。     オーブン 180℃ 40分     

冷蔵庫のお掃除メニュー なんでもグラタン

イメージ
日曜日はたいてい少しこった料理を作るのですが 今日は すこし夏バテ ということで 簡単料理で なおかつ 冷蔵庫の中身整理をしました。 だから なんとなく 今日の気分で作っていったので料理の名前はありません。 まず ベシャメルソースを用意しておきます。 ベシャメルは 泡立て器を使って作れば まずだまになることはありません。 スペイン式に作る時は バターとオリーブオイルを半々にして作ります。 小麦粉をいったん炒めたら 火から下ろして 牛乳を入れていくのが だまにならないための必須条件。 塩 胡椒 ナツメグをいれて また火にかけ 煮ます。 パタタ・ア・ロ・ポブレ 昨日は 大切なもの風ジャガイモでしたか゛今日は びんぼーくさいジャガイモ。 薄く薄く輪切りにして 深さ2センチくらいの油で 煮るように揚げます。  弱火です。 タマネギも一緒に。 やわらかくなったら 取り出して 同じ油で 赤ピーマンを揚げる。 チョリソ ベーコン 肉類を炒める。 固ゆで卵を用意。 これらを耐熱食器に入れて ベシャメルソースをかけ チーズをのせて オーブンへ。 赤ピーマンは飾りとして 散らしていきます。 子供達が 実は赤ピーマン嫌いなので 赤ピーマン トマト タマネギ ニンニクいためて 裏ごしにかけてソースにして いれたりもします。  ズッキーニ・なすなど 地中海的野菜を加えても。 でもこれらの野菜 実はアジア原産なんですよね。 とにかく なんでも 冷蔵庫に残ってるもの全部いれてしまいます。 日曜日の午後は ゆったりした気持ちで過ごしましょう。 明日は月曜日。

オレンジ風味のスポンジケーキ

イメージ
スペインといえば オレンジ です。 並木にオレンジの木がおかれるくらい オレンジは ポピュラーな食べ物。 スペイン語 で naranja ナランハ    Bizcocho de aceite de oliva a la naranja 材料です。  22センチの型にバターを塗って用意しておきます。 オーブンをあたためる。 小麦粉 350㌘ ベーキングパウダー 小さじ1 さとう 125㌘ オリーブオイル  150㏄ 卵 三個 レモンの皮 レモン一個分すりおろします。 ヨーグルト 125㌘ オレンジシロップ オレンジジュース 200㏄ オレンジ 6個分くらい さとう 大さじ 4 コアントロー 50㏄ なかったら ブランデー ラムなど。 作り方 卵にさとうを加えて 泡立てます。 そこに ヨーグルト レモンの皮すり下ろし を 混ぜ 小麦粉とベーキングパウダーを一緒にふるっていれます。 さっくりまぜて オーブン 170℃ 30分くらい。 その間にオレンジシロップをつくります。 オレンジジュースと砂糖 水50㏄を火にかけ 煮詰めます。 スプーンを二本いれて 糸をひくくらいまでになったら 火から下ろして リキュールをいれます。 やきあがったスポンジケーキにゆっくりかけてできあがり。 おいしいっ

パタタ・ア・ラ・インポルタンシア 大切なこと風じゃがいも

イメージ
importanciaは importante 大切な の 名詞形です。 ア・ラ・イタリアーノ っていうと イタリア風 だから 大切なこと風 って訳してみましたが とにかく ジャガイモのちょっとおしゃれな食べ方だよーん ということで。 まず ソース(Salsa)を作ります。 タマネギ・ニンニク みじん切りにして 炒めます。(たまねぎ一個 ニンニク 一かけ) よーくよーく炒めます。  そこに 小麦粉を大さじ1 いれて スープ(できれぱガラスープ なかったら スープの素を溶かしたもの)をいれて ちょっと 濃いスープを作ります。 ジャガイモ 輪切り。 薄切りではなく 少し厚め。 塩・胡椒して 小麦粉・溶き卵を通して揚げます。 黄金色(dorada)になったら 取り出して 油を切り 耐熱容器に入れて ソースをかけて オーブンで十分。 肉料理に添えても。 フライド・ポテトと違って 作っておいて 食べる時に暖めればQKなので 便利です。 スペインでは ジャガイモって ほんとに大切な食材だと思います。 毎日 いただいています。 トルティジャ パタタ・ブラバ パタタ・フリタ などなど ギソにもかならず入ってます。

フラメンコな目玉焼き

イメージ
Huevos al Flamenco フラメンコっていうと 踊りを思い浮かべますが これはフランドル風のと言う意味だと思います。 北ヨーロッパのストーブを利用した卵料理の変形だと思います。 耐熱容器に 炒めた野菜 を 置き トマトのすり下ろしと ハモン・セラーノ チョリソ などを置いて オーブンで焼いただけの簡単料理。 写真は アルカチョファ グリーンピース 空豆 タマネギ ニンニク ハモン チョリソを使ってます。 ベーコン ハムなどでも けっこうです。 ただ 野菜を炒める時は オリーブオイルを使ってください。

コチニージョ 子豚の丸焼き

イメージ
コチニージョは セゴビアの料理として有名です。 子豚の丸焼きです。 おいしいコチニージョの条件は ひちすら 皮がぱりばり。 そのためには 全体に マンテカ つまり ショートニングをしっかり塗って 時々オーブンを開けて 霧吹きします。マンテカには すりおろしたニンニクをまぜて 焼く前に 白ワインを たっぷりかけます。耳 爪 しっぽは 焦げやすいので アルミニウムで保護してあげましょう。 この写真のコチニージョは生後四ヶ月です。 中火のオーブンで約2時間です。 ちゃんとかりかりに焼けたら お皿で切ることができます。 かりかりになってる状態を crujienteと言います。 村人生活@スペインのセゴビアについての記事  「俺たちは労働者」という誇り  1990年の旅の思い出です。

クロケッタ クリームコロッケ

イメージ
  スペインの普通のおかあさんがよく作る料理のひとつが この クリームコロッケです。 たとえば チキンの丸焼きをした次の日 こびりついた肉をほじくり出して また サーモンの丸焼きや塩焼きをした時に余った時 それから がらでスープをとったあと スペインのガラはかなり大量に肉が残っています。 それからハムの骨でスープをとったあと。 乾いている時はとれなかった ハモン・セラーノが 骨からほろりと落ちてきます。 いろんな料理のあまりものの肉の破片を使う いわば 余り物の利用法の一つです。 まず ベシャメルソースを作ります。 バターとオリーブオイルをまぜて暖め そこに 小麦粉をふりいれます。 バター 大さじ1 オイル 大さじ1 小麦粉 大さじ3 から 4 くらい。 いったん 火から下ろし 牛乳をいれます。 300㏄。 まだ慣れていない時は 暖めて入れた方が だまになりにくいです。 泡立て器を使ってまぜましょう。 もう一度火にかけ 泡立て器でまぜながら 重くなるまで煮ます。 塩・ナツメグ・白胡椒をふりいれてできあがり。 ここに あまった肉片とあまった野菜類 タマネギのいためたものをいれて 全部あたため そのまま容器に移し替えて さまします。 さめて かたくなったら 俵型にまとめます。 小麦粉・溶き卵・パン粉をつけて 揚げます。 アペリティフなら かなり小さく 軽い食事用なら 大きめに作ります。 冷凍保存もできます。 小さく作れば こおったまま 揚げればよいのですが 大きい場合は 解凍してから。 少し熱いオイルであげます。 温度が低いと 壊れて中身が出てきますので注意。

お料理教室に市長を招待しました。

イメージ
      だから皆 張り切って お料理をつくったのです。

サルスエラ

イメージ
  サルスエラと言えば スペイン・オペラですが この料理もサルスエラです。 いろんな魚介類をひたすら オリーブオイルで炒めて。 パエリア鍋で作ってそのまま 食卓に出しましょう。

カソルラ山脈の自然の恵み

イメージ
シエラ・デ・カソルラ Sierra de Cazorlaは フランコの別荘があることでも有名ですが ヨーロッパで 名前が知られるようになったのは フェリックス ロドリゲスの 自然ドキュメントの映像からです。 例えば この映像をご覧ください。これは カソルラ山脈の鷲の生態を描いています。 ちいさな ヤギを 捕まえる所を みごとに とらえています。 そして この自然に恵まれたカソルラには おいしいものがたくさん。 猪のパテ 鹿のパテ 鹿や猪のチョリソ そして 家畜系ですが ヤギと山にはえたタイムを使ったチーズ。

ヨーグルト・ケーキ

イメージ
Bizcocho de Yogur ヨーグルト を使った ケーキです。 スポンジケーキのことを スペイン語では ビスコッチョ と呼びます。 材料 バター 100㌘    さとう 300㌘    卵 6個 白身と黄身に分ける    ヨーグルト 250㌘    レモン 一個 皮すり下ろしとレモン汁    小麦粉 400㌘    ベーキングパウダー 大さじ1 作り方 バターは室温にもどしておく。     さとうとまぜて 白く泡立てる。     卵の黄身にヨーグルト レモン汁 レモンの皮のすり下ろしを混ぜておく。     上記の黄身を少しずつバターと混ぜる。     ここに 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜたものを振り入れ よく混ぜる。     白身を泡立てる。 泡立てるとき ひとつまみの塩を入れると 泡立て安い。その時はバターは無    塩バター使用のこと。     この白身を 黄身と小麦粉をまぜたところに入れて 泡が消えないよう気をつけながら 切るよう    に混ぜる。     22センチの型 一個分。     18センチの型の場合 半分の量で。     180℃のオーブンで45分から1時間。 好みで表面に粉砂糖をふりかける。 いつまでもしっとりおいしいケーキです。 レモンがないときは 他の柑橘系くだものを利用してください。 少しだけ スペイン語 白身をぴんと立つように泡立てることを  punto de nieveと言います。 montar a punto de nive 白い雪が つんと立っている あの雰囲気を想像してみてください。    

マヨネーズ

マヨネーズの作り方 卵黄 1個 オイル (私はひまわりを使います)1カップ 塩 ひとつまみ レモン汁 レモン半個 お湯 大さじ1か2くらい 卵黄と塩 レモン汁を混ぜる。 泡立て器で まぜながら 数滴ずつ オイルをいれる。 だんだん固くなってきたら ひとはだより少し暖かいくらいのお湯を足します。 そこにまた オイルを少しずつ入れて 混ぜていきます。 ニンニクをすりおろしていれると アリオリ風になります。(ほんとうのアリオリは卵黄をいれませんが)  マヨネーズは スペイン メノルカのマオンという村で作られた食べ物です。 1756年に (スペインでは二派に別れて戦っていました。そしてそれぞれにフランスとイギリスが荷担していました)メノルカでイギリスとの戦いに勝ったフランス軍のRichelieuが たまたま通りかかった 宿で食する物をもとめたのですが 何もなく あるものだけで作ったのがこのマヨネーズだったといわれています。 これはスペインのソースのもっと古い物 アリオリからニンニクをぬいたものであると想像できますがたまたま 戦争中で ニンニクもなかったのではないかといわれます。 そしてこのソースにパンを浸して食し たいそう気に入ってフランスに持って帰りました。 その後 フランスでは マヨネーズはフランスの食べ物であるという説を実証しようとする動きが強まりました。そして 次の詩が発表されたのです。 Dans votre bol en porcelaine, Un jaune d´oeuf étant placé, Sel, poivre, du vinaigre à peine, Et le travail est commencé. L´huile se verse goutte a goutte, La mayonnaise prend du corps, Épaissisant sans qu´on s´en doute En flots luisants jusques aux bords. Quand vous jugez que l´abondance Peut suffire à votre repas, Au frais mettez-là par prudence Tout est fini - N´y touchez pas! この詩はLancelot に

スペインでかんてん

イメージ
  ごらんのように 高級品ぽい。 海草で作られてるから ヨードもいっぱい。 ヨーロッパでは ヨードが 不足がち。 もちろん今では ヨード卵なんかもあるし 問題ないのだけれど。 ゼラチンのほうがずっと 安いです。 板ゼラチン なぜか ドラッグストアに売っています。

なす

イメージ
berenjena ベレンヘナと発音します。 アルマグロのなす料理が有名。 さすがに インド出身の野菜のせいか 歴史あるアルマグロのなす料理はインド料理の香りがします。

ヨーグルトはやっぱりダノン

イメージ
イタリアのダノンのCM。 イタリアンだわ と思ってしまいました。 ダノンは 最初の工場をスペイン バルセロナに置き その後 アメリカに移転 現在 フランスを本拠地とする  多国籍企業です。エビアン・ボルビックといった水も 同じ会社で扱っています。 創立者の息子の愛称から取って Danone。 だからスペインでは ダノーネと発音します。