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スペインの小さな一口ケーキ ピオノノ

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ピオノノ 何ておかしな名前でしょう。 これは ラテン語とのミックスです。 ピオ九世 ローマ教皇の名前です。 ノノは ラテン語の九番目 スペイン語だと ノベーノ。 Pívs IX ピウスノノがラテン名 スペイン語だと ピオノベーノです。 このお菓子は ピオ九性の時代に グラナダ郊外のサンタ・フェという町で作り始めました。 細いロールケーキにカスタードクリームをまいて その上に黄身クリームをのせて 少しお砂糖をふって 焦がします。 ピオノノ九世の頭の形に似ていたから この名前があるそうですが・・・・ ピオノノ九世は 日本では ピウス九世と呼ばれることのほうが多いようです。 ウィッキーペディア  ピウス九世 在位:1846年6月16日-1878年2月7日 pionono 材料 スポンジケーキ 卵三個 砂糖 50㌘ 小麦粉 75㌘  シロップ 水 100㏄ 砂糖 70㌘ ラム酒 50cc バニラ レモンの皮 オレンジの皮 カスタードクリーム 卵二個 小麦粉 40㌘ バター大さじ1 砂糖20㌘ ラム酒 大さじ2 黄身クリーム 卵6個 砂糖50㌘ 水 70㏄ スポンジケーキ 卵に砂糖を加えて 固く泡立て 小麦粉を混ぜて 受け皿にバターを塗り ハトロン紙を敷いて 180℃で 6~10分 焼きます。 焼いている間にシロップを作る。 材料を全て火にかけ 10分煮る。 スポンジケーキに シロップを塗って しっとりさせます。 カスタードクリームは 卵は砂糖を加えて よく泡立てて小麦粉をまぜ 暖めた牛乳を加えて 弱火で火を通してできあがり。 さましておきます。 少し ラム酒を加えておいてもよいです。 ロールケーキは なるたけ細めに作ります。 鉄板の二分の一に切って 二本つくります。 黄身のクリーム シロップをまず作っておきます。 黄身を泡立てて そこに少しずつシロップをまぜ ゆっくりかき混ぜながら煮ます。 クリーム状になるまで ゆっくりかき混ぜ続けてください。 ピオノノについてもっと知りたかったら  Pionono, un dulce muy artesanal サンタフェのピオノノを買う  http://www.pionono.es/ スペインのどの地域でも 二十四時間以内にお届け だそうなので スペインにいらした時は是非 お試しください。 

garum ガルム 古代人の魚のソース

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アンダルシアの西 南方 カディスは ヨーロッパでも古い街です。 その近くにあるボロニア。Bolonia そこには ローマ人の街の遺跡が残っています。 紀元前二百年以上昔の街。 公共風呂や下水道 石を配した歩道  そして なんといっても このガルムを作る工場の後。 これは マグロの内臓を使って作るソースだったのです。 お酒 塩 酢 香草を混ぜて 約2ヶ月熟成します。 このソースは ギリシア人が発明し プラトンも これを好み ガルムについて 長々と 書いています。 そして ローマ人にも伝えられ ここ スペインでも作られていました。(もちろん 当時はスペインじゃないけどね。) 遺跡を見たあとは 浜辺へ。 この日は 空が少し曇っていましたが 砂も暖かく 気持ちの良い日でした。 この浜辺 あまりにも広いのでほとんど 家族で独占状態。 そして こちらは Zahara de Atunes まぐろたちのサハラ と言う名前の浜辺。 カディスです。 カディスは マグロの水揚げ量も多く 日本に輸出しています。 マグロなど赤身の魚は 安いタンパク源でしたが 現在では 日本に輸出される影響で かなり値段もあがりました。 それでも 新鮮でおいしい。 カディスって どんなところなんだろう と言う方は こちらのブログをご覧ください。 カディスの市場の写真や料理も。 素敵な写真ブログです。 Rio Despacio garum ウィッキー 英語版

マヨネーズ

マヨネーズの作り方 卵黄 1個 オイル (私はひまわりを使います)1カップ 塩 ひとつまみ レモン汁 レモン半個 お湯 大さじ1か2くらい 卵黄と塩 レモン汁を混ぜる。 泡立て器で まぜながら 数滴ずつ オイルをいれる。 だんだん固くなってきたら ひとはだより少し暖かいくらいのお湯を足します。 そこにまた オイルを少しずつ入れて 混ぜていきます。 ニンニクをすりおろしていれると アリオリ風になります。(ほんとうのアリオリは卵黄をいれませんが)  マヨネーズは スペイン メノルカのマオンという村で作られた食べ物です。 1756年に (スペインでは二派に別れて戦っていました。そしてそれぞれにフランスとイギリスが荷担していました)メノルカでイギリスとの戦いに勝ったフランス軍のRichelieuが たまたま通りかかった 宿で食する物をもとめたのですが 何もなく あるものだけで作ったのがこのマヨネーズだったといわれています。 これはスペインのソースのもっと古い物 アリオリからニンニクをぬいたものであると想像できますがたまたま 戦争中で ニンニクもなかったのではないかといわれます。 そしてこのソースにパンを浸して食し たいそう気に入ってフランスに持って帰りました。 その後 フランスでは マヨネーズはフランスの食べ物であるという説を実証しようとする動きが強まりました。そして 次の詩が発表されたのです。 Dans votre bol en porcelaine, Un jaune d´oeuf étant placé, Sel, poivre, du vinaigre à peine, Et le travail est commencé. L´huile se verse goutte a goutte, La mayonnaise prend du corps, Épaissisant sans qu´on s´en doute En flots luisants jusques aux bords. Quand vous jugez que l´abondance Peut suffire à votre repas, Au frais mettez-là par prudence Tout est fini - N´y touchez pas! この詩はLancelot に