スペイン料理で使う野菜アセルガを使った2品 ほうれん草と白菜で代用できます。

スペインでよく利用される野菜を使った料理を紹介します。栄養満点でほうれん草によく似た野菜です。

アセルガとは


アセルガというのは 日本ではフダンソウと呼ばれて戦前食されていたようです。espinaca de china, berza espinaca 中国ほうれん草と呼ばれている事から アジア原産であることが想像できます。
スペインではローマ人が食していたという記録もあるらしい。ギリシャでは紀元前5世紀にすでに食されていました。
ただし、アセルガの効能などを発見したのはアラブ人で中世に研究し記録が残されてます。
アセルガは栽培が簡単な野菜で、種まきは年に2回:2月から5月と8月から10月。種まきをしてから収穫までほぼ4ヶ月です。


栄養的には ほうれん草同様 カロチンが豊富に含まれているほか、ビタミンKが大量に摂取できます。


アセルガの緑の部分と白い部分を分けて利用する調理例

緑のところと 白いところと分けて 使います。
緑のところはほうれん草で 白い所は 白菜の固い部分で代用出来ると思います。

アセルガの下準備

アセルガをゆでます。

白いところのほうが 時間がかかるので まず最初に。4分くらい。
緑のところは 2分くらい。 両方 沸騰したお湯に 入れてゆでます。
ゆであがったら 冷水で冷やして 水から取り出しておく。




写真のお魚のようにみえるのが アセルガの茎のところを使ったはさみあげ。
緑のところは 松の実と干しぶどうのいためもの。

アセルガのはさみあげ


材料 アセルガ (ゆでた白い部分 または 白菜の固い部分)
   ニンニクひとかけ 太ネギ一本 トマト小 二個 マッシュルーム 三個 イタリアンパセリ
   赤ワイン 
   塩 小麦粉 卵 
   ホワイトソース

  1. 中身をつくります。 にんにく一かけ 太ねぎ みじん切りをよくいためる。トマトは 皮をむいて 種をとって みじん切り。 
  2. マッシュルーム・パセリもみじん切り よくいためたタマネギにトマトと マッシュルームをいれて いため 塩 胡椒し ワインを入れて煮る。そこに ホワイトソースをいれてあえる。
  3. この中身を アセルガにはさみ 小麦粉と溶き卵に通して 揚げる。

アセルガの松の実と干しぶどうのいためもの

アセルガの緑のところをつかいます。

材料 アセルガ
   よく熟れたトマト三個
   緑のピーマン(みじん切り)一個分
   にんにく 一かけ 
   干しぶどう 50㌘
   松の実   30㌘

  1. タマネギはみじん切り。ニンニクと一緒によくいためる。
  2. そこに トマト 種と皮を取ってみじん切りにしたものを入れ、ひとまぜして その他の材料を入れて スープまたは水を少しいれて 煮るようにいためあげる。
  3. 塩胡椒してできあがり。
一房の葡萄にもアセルガについて書かれています。

マドリードで普段よく食される調理法





マドリードで良く食される簡単メニューです。肉料理の付け合わせにも第一プレートにも。 アセルガとじゃがいもをゆでてゆで汁を捨て オリーブオイルて゜ニンニクをいためて それであえたもの。  アセルガの代わりにインゲンや紫キャベツ、カリフラワーでも作られます。 量はジャガイモは一人当たり小さなジャガイモ1個程度。アセルガやインゲンはバランスの良い量で。適当に切って塩水で茹でます。ジャガイモが柔らかくなったら良いので、15分くらい。オリーブオイルはたっぷり(1人大さじ1)でニンニクを炒めます。ニンニクの量は好みで。 スペインでよく食べられる野菜『ふだん草』を知ってますか? | 村人生活@ スペイン Posted by Picasa

コメント

匿名 さんのコメント…
はじめまして~マイレシピリングから来ました。
 ところでこの青い部分を使ったお料理はゼヒゼヒほうれん草で作ってみようと思いますです。
 卵でまとめてオムレツにしたら美味しそうだけどコレステロールが‥(^^;)
kumiko さんの投稿…
ナジャ美さん はじめまして。
コメント ありがとう。
もしかして フランス文学好きですか?
なんたってナジャだもんね~

コレステロールは オリーブオイルでとかそっ!

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