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8月 22, 2010の投稿を表示しています

スペイン煮物 guiso

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どこの国でも どの家庭ても 冷蔵庫に少しずつ残ったものを どうにかする時のレシピーがあると思います。 ギソは それ。 とにかく いろんなものを炒めて 煮て 味付けする。 ニンニク・玉葱・人参は たいていあるので それは 基本。 それらのみじん切りをいためて しなしなになったら チョリソ 肉類 ピーマン ズッキーニ なす などなど あるものを いれて あたためて スープを入れて 煮る。 そのあと サンドイッチ用の食パン 2分の1 もしくは あまったフランスパン薄切りを軽く揚げた物 にんにく サフラン タイム クミン アーモンドを  モルテーロ でつぶして ワインを少し そそいで 鍋に 流す。 今日は 赤ピーマン 緑のピーマン ズッキーニ ジャガイモ 角切りの豚肉 とり胸肉 チョリソマカロニをいれました。 ベーコンやハムなどをチョリソのかわりにいれても いいと思います。 guso の動詞 guisarは 料理をする という意味からもわかるように ギソは 代表的料理です。 独身の女の先生が 「わたしの家では 母が guisarするので わたしには たくさん時間があります。ですから いつでも 相談にいらしてくださいね」とおっしゃってました。 料理が家事の中でも 第一重要でもあるので 家事をする というふうな使い方もあるようです。

スペインのすり鉢のようなもの モルテーロ

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もし あなたが スペイン語の料理の本を読んでいて machacrということばが出てきたら どうしますか? マチャカールって かなり頻繁に出てくるのではないかと 思います。 それは この道具を使います。 モルテーロ morteros 木のものが一般的ですが 白い石のものが最高です。 いつか ほしいと思ってる物リスト 一位。 スープ ギソ(煮物)など ニンニク・サフラン・パセリ・アーモンドなどをこれでつぶして 加えます。 つぶしたあと ワインなどをたらして きれいに洗うようにして 鍋に流し込みます。 machacar 砕く という意味ですが しつこく言うこと くどくど言うこと また 猛勉強して 頭にたたきこむことなど の意味があります。 machacaは 名詞で うんざりさせる人。 でも お料理の世界では マチャカールは とても大切で おいしさのポイント。 うんざりとは 正反対のところにいますね。

Patatas Bravas パタタス ブラバス

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パタタス・ブラバス patatas bravas bravo(a) たとえば トロス ブラボス が闘牛を意味するように 勇敢な と言う意味がもともとの意味。 それが イタリアで 喝采と言う意味で使われるようになって ブラボー は 世界的に使われることばになった。 もちろん スペインの劇場でもつかわれる。 そして このパタタ・プラバスは サルサ ブラバがかかっている。 このサルサは ちょっと ピカンテ(辛い)。 スペインの料理は基本的に辛くない。 ピカンテなものが苦手なのだ。 だから このほんのちょっと ピカンテなだけで 勇敢であるとされる。 サルサの作り方 玉葱 小 一個 にんにく ひとかけ トマト 小一個 唐辛子 (好みで スペインだと ひとかけ。 粉末だと ほんとにちょっと) タイム クミン スープ 20㏄ 玉葱 にんにく は みじん切り いためて しなしなになったら きざんだとまとを加え 塩・タイム・クミンをいれ ブレンダー または 裏ごし。 スープを加えて一煮立ち。 じゃがいもは  地中海ポテト と同じように切ります。 本来の作り方は 小さいポテトを選んでまるごと 揚げて ソースと一緒に 煮るというのが 伝統的な作り方だそうですが 今では 揚げたものに ソースをかけたものが一般的です。 さめたら ソースとまぜて 電子レンジで温めると それなりにいただけます。

トンカツソースがなかったら・・・。

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最近では キッコーマンの工場がオランダにできて ヨーロッパのどんなところでも たぶん買えるようになったと 思いますが トンカツソースは 田舎では無理。 これは ケチャップ 醤油 マスタード さとう 胡椒で作った 緊急版トンカツソース。 とんかつって けっこう スペイン人好みの味だと思う。 パン粉は バン・ラジャード パセリとニンニク入りというのが気に入ってます。

いんげんのオリーブオイルあえ 典型的第一プレート

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いんげんです。 ゆでて 水を切って オリーブオイルを熱して いためたにんにくをじゃっと かける。 それだけ。 基本的に  アセルガ 福寿草の調理例 と 同じ方法。 シンプルですが おいしいです。 オリーブオイルは たっぷりめで。

ビンチョス モルーノス

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アラビック系の肉料理です。 だから 本来は コルデーロ 子羊の肉を使うのですが 日常的には 基本的に何の肉でもよく(?) 豚の角切りを使ってます。 アラビック系食べ物なのだから 豚肉って ほんとに邪道です。 豚肉は一口大の角切り 一口カツ用に用意されたもの 300㌘ 調味料 ニンニク 1-2かけ すりおろし  玉葱2分の1 すりおろし      クミン (コミーノ) タイム(トミージョ) 胡椒 パプリカ 赤唐辛子粉末(好みで)      オリーブオイル 好みで 隠し味 醤油を少々 塩 豚肉は 調味料とまぜて しばらく 冷蔵庫に。 できれば 一晩。 フライパンに 別のオリーブオイルとニンニクみじん切り(調味料に載せてるのとは別) を あたためて 豚肉を 入れて 焼く。 本来なら こういうふうに串刺しです。 でも わが家は 串なし。 たぶん 串に刺した方が 子供達もよろこぶだろうなー。 ピンチョス と言う時は 普通は バルなどで ちょっと飲むときに 一口大のつまみを指します。 語源は たぶん このピンチョス モルーノスだと思います。

地中海ポテト フライドポテト メディテラネア

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LAYのポテトチップスにも 地中海風というのがありますが 基本的には それと同じ。 ナイフで さくっと こさぎとるように切ったポテトを油で揚げて 酢 おろしニンニク 塩をまぜた ビナグレットにまぜただけ。 寿司メシを作る時と同じで ポテトの熱で 酢が蒸発し むはっ て感じになると おいしい。 普通のフライドポテトと違って さめてもおいしいし 電子レンジで温め直しても おいしい。 マドリッド 郊外のアルカラ・デ・エナレスに住んでいた時はよく食べていたけど なぜか このあたりのバルでは 作らないようなので 作ってみたら けっこうおいしい。 ローストチキンにも あいます。 じゃがいもは スペイン語で パタタ。 写真を撮る時 パタタと 叫びます。 でも 気をつけないと マヌケ顔になる。 チーズのほうがいいかも。 ウィスキーって いう人もいるよね。 て のんべだけ? ラテンアメリカのスペイン語では パタタではなく パパ。 papáと papa。 アクセント記号があるほうが おとうちゃん。 なだらかに 発音すると じゃがいも。 ちなみに法王さまも パパですが アクセント記号がありません。 アルゼンチン人は よく パパフリターと さけびます。  頭がよく 働かない時などに。