トマトソース

夏も終わりかけてる。
この時期にドイツ人の友だちの家に行くと 
庭にコンロを出して ぐつぐつと トマトソースを作ってる。
我が山村に住む外国人は一般にナチュリスト。
自然主義者というか エコロジーの人たちだから
グリーンハウスで 作ったトマトを拒否し
冬のための トマトソースをぐつぐつ 作る。
太陽いっぱいで育ったトマトはおいしい。
わたしは そこまでの気合いの入った生き方をしていないので
トマトソースは だいたい 必要な分 そのつど 作る。
といっても 手間は 同じなので まあ 二回ぶんくらいずつ。
五人家族といっても 大食いの五人家族なので 2回分のトマトソースでも
タマネギを切るだけで たいへん。
とてもじゃないが 冬の間 食べる分を確保する 体力もないし
確保する場所もない。
トマトは 冬はハウスものになるが それでも 生を使うことだけは
こだわる。
缶詰やテトラパックなどの トマトの熟したものも売っているが
やはり 比べるとと全然味が違う。
長男など 味に こうるさいから 一発で 気付く。
こういうヤツと結婚する女の人は気の毒だ。

わたしのトマトソース二回分の材料。

タマネギ 1㌔
人参   500㌘
赤ピーマン 500㌘
にんにく  3片
トマト  1㌔
塩・タイム・ローレル・オレガノ
さとう 隠し味

トマトは湯むきとかしないでざく切りでそのまま使います。
そのかわり 苦みが出るので 砂糖をいれるわけです。

トマト以外の野菜は おおまかなみじん切り。
ひたすら ひたすら 炒めます。
弱火でぐつぐつと タマネギの独特のにおいがなくなって
すべての 材料がしんなりしてきたら トマトをたして
そのまま ぐつぐつ。
それをブレンダーにかけて どろどろにしてできあがり。
味見して 塩加減を調節。

これは エンバナーダ などにも使います。
スパゲティなどに使う場合は バジルを混ぜる。

トマトは ラテン・アメリカから 持ってきたのだから
それ以前は なかったわけですよね。
今では トマトなしには 南欧の食事は考えられないくらい。

ponerse como un tomate 恥ずかしくて トマトみたいに 赤くなる
トマトの雰囲気って 万国共通。

夫は 息子 特に末っ子を叱るとき
Vas a tener un culo como un tomate.
トマトみたいな 尻になる(尻を持つ)ぞ
と 脅しますが まあ あまり 効果はありません。
おもわず想像して 笑ってしまいます。

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