タイムはトミージョ

お台所で秘密のお話: スパイスでもっとスペインらしく で スペインで使われるスパイスの種類を書いたのですが、今日はその中でも一番よく使われる トミージョ、つまりタイムについて書きたいと思います。

山に生息するタイムは200種類以上があって、スペインシェフはその中からお気に入りをピックアップして 料理によって使い分けるそうです。しかし私はそこまで細かく比較できないので タイム全般について紹介します。




これは カソルラ山脈にどんなふうに生息しているか 見て頂きたかったのですが残念ながら 1月に撮影したものしかなかったので 少し 枯れ気味。
それでも さわるととても良い香りがします。
11月くらいであれば、まだ緑で村人たちは ちょうどオリーブの取り入れ時期なので このトミージョ つまり タイムの入った お風呂にはいります。
オリーブの採り入れはとてもハードな肉体労働で疲労が半端ではないのです。
自宅でタイムのお風呂に入りたい場合は、乾燥しているタイプのタイムを小さじに2杯くらい小鍋でぐつぐつ煮立て、こしてお風呂にいれます。 香りも良く、筋肉痛がとれて気持ちよく眠られます。

タイムの花。 写真はウィッキーからお借りしています。


タイムをスペイン料理ではどんな時使うか。
たとえば 肉を炒めて ソースと一緒に煮込む時
かたまり肉を オーブンで焼く時 タイムをまぶし ローズマリーを一枝 そして ワインをかけて焼きます。 スープ御飯のようなものにも。 

サイモンとガーファンクルの歌のなかでも パセリ セージ ローズマリー タイム と歌われていますね。 やはりヨーロッパではどこでも タイムがよく使われるのでしょう。

タイムは 酸性を嫌うので日本で育てる時は 石灰を入れて中和します。
カソルラの山はもともと 海の底だったので カル つまり 石灰がたくさんで
だから タイムもたくさん あるようです。

コメント

匿名 さんのコメント…
トミージョを入浴剤として使うというの、良いですね。やってみます(まずは乾燥タイプのを入手しなくちゃなりませんね)。
kumiko さんの投稿…
yumiqoさん フレッシュがもしあればフレッシュも いいですよ。
ハープ類は一度植えるとガンガン増えるので
お勧めです。
食べられるし一石二鳥です。
でも 乾燥のほうが少量で 香りが強く出るので便利ですね。

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