トルティージャ『スパニッシュオムレツ』のレシピ

トルティージャは だいたい マドリッドのどこのバルに行ってもあるくらい 国民的食べ物です。
いえ 国民的だと思っていたのですが アンダルシアではなかなかおいしいトルティジャはいただけません。 実は 国民的というより カスティジャ地方の地方の食べ物だったんですね。

マドリードを中心にしたカスティジャ(Castilla カスティーリャとも表記)


アビラ、セゴビア、ソリア、ログローニョ、ブルゴス、サンタンデル、パレンシア、バリャドリードの8県をカスティジャ地方と呼びます。セゴビアはお城と水道橋でブルゴスはカテドラルで有名な場所です。


写真はブルゴスの朝食風景。切り分けたスペインオムレツと一片のパンを選べます。
フォークを刺しているのを日本人の方は気になるとおっしゃいますが、私はお箸ではないですし、まったく環境の違う場所での習慣なので特に気になりません。
フォークで刺すのは、一度誰かに出したものを手をつけなかったためにまた他の人に出すというようなことが起きないようにしている習慣です。


スペインオムレツの作り方(基本)

材料
  • 基本は ジャガイモとタマネギ少々ほかのものを入れるのは邪道という マドリッ子は多い。ジャガイモ4個に対して タマネギ4分の1 卵 4個から5個
  • 揚げ油
  • 焼く用の油少々

作り方
  1. ジャガイモとタマネギはうすくうすく切る 
  2. ジャガイモとタマネギの薄切りに軽く塩をして混ぜる
  3. 卵を割ってボールに入れ、泡だてずにかき混ぜる
  4. 多めの油を熱しておく(揚げ油)
  5. ジャガイモとタマネギを揚げる(揚げながら煮るという気持ち)
  6. ジャガイモとタマネギに火が通ったら(よく火を通す)、溶いた卵に入れてよくなじませる
  7. 油を薄く敷いたフライパンにジャガイモとタマネギを混ぜた卵を流す
  8. 軽くかき混ぜて中まで火を通す(中に火が通っているけど ぱさぱさではない状態。フレンチオムレツと同じ方法です。)
  9. ひっくり返す時は お皿をフライパンにかぶせて(ですから フライパンより一回り大きい皿を使う)
  10. 一度取り出した後 焼けてない方を下にして フライパンにもどす。

これは ピクニックに行く時のマドリッ子の定番です。
ピクニックにかかせない おうちメニューのトルティジャ

スペインオムレツの作り方(上級編)


別のタイプのトルティジャを紹介します。

おしゃれなレストランで出される ソース(サルサ)であえた トルティジャ。
ジャガイモを揚げる時に タマネギと一緒に細切りにした 赤ピーマンを少しまぜると 色合い的にもきれいになるし 風味も 少しマイルドになります。

サルサは サルサ・ベルデ(グリーンソース)
材料 タマネギ、ニンニク、パセリ(イタリアンパセリ)、バター、小麦粉、胡椒、スープ(水でもOK)

タマネギ一個をみじん切り・ にんにくもみじん切り これをよーーーく バターでいためます。
弱火でゆっくり ここに 小麦粉少々をまぜて ルーをつくり スープと パセリのみじん切り 大さじ三杯をいれて 塩胡椒してしあげ。

これに三角に切ったトルティージャを入れて温めて出します。
この方法だと作りたてでなくても 温めておもてなしができますね。

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