北海道にスペインのバル街
バルって 居酒屋でもあるけど 喫茶もできるし 朝ご飯も食べられる。 フランスのカフェみたいな感じなんです。 北海道新聞から 函館西部地区「バル街」 本家スペインに発信 実行委の深谷さん来月、現地で講演(09/05 14:12) 函館市西部地区の飲食店をスペインの立ち飲み居酒屋(バル)に見立てて飲み歩く催し「バル街」。実行委員長を務める同市内のスペイン料理店経営の深谷宏治さん(60)が、十月に“本家”の同国で行われる料理イベントに出席し、バル街について講演する。同月には東京のデパートで開かれる北海道物産展の会場でバル街を再現する企画もあり、バル街の魅力が広く発信されそうだ。 料理イベントは十月二十九日から三日間、スペイン北部のバスク地方で開催される「国際ピンチョスフォーラム」。スペイン語で小皿料理を意味するピンチョスの可能性を追求するため、同国の料理団体が初めて企画。メーンは各国の有名シェフら約四十人による講演と料理の実演で、深谷さんは講師として日本からただ一人招待された。 昨年、バスク地方で催された別の料理イベントを深谷さんが視察した際、現地の関係者にバル街について話した。バル街のようなイベントは当地になく、食生活を楽しむスペイン文化をうまくシステム化した点が評価され、今回の招待につながったという。 また、物産展は松屋銀座銀座店が十月三十一日-十一月六日に同店で開く。深谷さんら函館と近郊のレストラン、すし、パン、菓子店などの店主ら十三人でつくる「クラブガストロノミー・バリアドス」が初めてコーナーを持つ。会場の一角にはバーカウンターも設けられ、夕方五時以降、ワインと各店が趣向を凝らしたピンチョスが振る舞われ、来場者にバル街の雰囲気を味わってもらう。松屋銀座は実際のバル街の様子を収めたビデオの上映も検討している。 スペインと東京で相次ぎバル街をPRする深谷さんは「バル街は歴史的な建物が残る函館西部地区だからこそ評価を受けている。函館の良さも合わせて訴えてきたい」と意気込んでいる。 ◇ 一年半ぶりの日曜開催となる「第八回函館西部地区バル街」は九月九日午後二時から同地区で行われる。参加店は過去最多の六十店。前売り券は五枚(一店で一枚使用)つづりで、一冊三千円(当日は三千五百円)。問い合わせはレストラン・バスク(電)0138・56・1570へ。(石井昇)